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やりたいことがないまま30代に突入したあなたへ|心に響いた一冊を紹介

「夢がない」と悩むすべての人に読んでほしい、やさしく背中を押してくれる1冊!

目次

最近、「やりたいこと」がわからなくなってきた…

30代に入り、生活はある程度安定している。
でもふと立ち止まると、心のどこかにこんな問いが浮かんできます。

「雇われる働き方を卒業したいけど、じゃあ自分は何をしたいんだろう?」
「フリーランスや起業にも憧れるけど、自信があるわけじゃないし…」

英語が好き、海外にも興味がある。
社会人としていろいろな仕事を経験してきたけれど、
「これを仕事にしたい!」と強く思える何かが、まだ見つからない。

そんなときに出会ったのが、坪田信貴さんの著書
『やりたいことが見つからない君へ』でした。

一見すると10代向けの本ですが、読んでみると
今の私に必要な言葉が、驚くほどたくさん詰まっていたのです。

画像出典:小学館公式サイト

『やりたいことが見つからない君へ』ってどんな本?

著者は、『ビリギャル』で有名な教育者・坪田信貴さん
この本は、やりたいことや夢が見つからない10代に向けて書かれたやさしい語り口の一冊です。

とはいえ、30代の私が読んでも十分に刺さる言葉がたくさん。
特に人生の転機や選択が増えるこの年代だからこそ、深く共感できました。

心に刺さった4つのポイント

① 「人が求めていること」「世の中が必要としていること」に目を向ける

やりたいことが見つからないときは、自分の内側ばかり見つめがちですが、
著者はこう言います。

「人が求めていること」や「社会が必要としていること」を考える視点も大切。

これは、自分本位になりすぎず、外との関係性の中で自分の役割を見出すヒントになると感じました。

② 退職理由の8割は「人間関係」って知ってた?

本書では、退職理由の約8割が人間関係に起因するとも紹介されています。

「仕事内容」よりも「誰と働くか」が重要。

著者は、「会社に入る前に、人間関係や社風を知る努力をすることが大切」と語ります。

私はどちらかというと人づきあいが得意なほうで、ありがたいことにこれまでの職場では良い人間関係に恵まれてきました。
だからこそ、周囲の友人たちが「人間関係の悩みで退職した」と話しているのを聞くたびに、環境の違いって大きいな…と感じています。
この本の中で語られていた“職場の人間関係を事前に見極めることの大切さ”は、そういった悩みを抱えやすい人にこそ届いてほしいと感じました。

③ 「誰かのため」が「自分のため」になることもある

やりたいことがなくても、誰かの役に立つことを意識するだけで、
生き方が前向きになることもあります。

「目の前の人が求めていること」に応えることで、自分自身の存在意義を実感できる。

今までの私は「自分の夢を探さなきゃ」と焦っていたけれど、
この言葉に出会って少し肩の力が抜けました。

④ 「プラチナチケット」に書く願いは?

こんな問いかけが登場します。

「神様が願いを1つだけ何でも叶えてくれる“プラチナチケット”をくれたら、あなたは何を願う?」

これは、自分の本音や価値観を知るうえで、とても良い問いでした。
私は「自由な働き方をしながら、大切な人と穏やかに暮らしたい」と思いました。

やりたいことって、案外もう自分の中にあるのかもしれませんね。

この本をおすすめしたい人

  • やりたいことがないまま30代に突入してしまったと感じている人
  • 自分にしかできないことを探し続けて疲れてしまった人
  • 「夢」や「自己実現」から少し距離を置きたい人
  • やさしい言葉から、人生のヒントをもらいたい人

まとめ|“夢がなくても大丈夫”と思える優しい一冊

『やりたいことが見つからない君へ』は、10代の読者を想定した本ですが、
30代の今だからこそ、素直に読めて深く刺さる一冊でした。

モヤモヤしていてもいい。
今、何を大切にしたいかを考えるだけで、次の一歩が見えてくる。

そんな気づきをくれたこの本が、同じように悩んでいる誰かの、ほんの少しでも心の支えやヒントになれば嬉しいです。

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